Amazon OpenSearch Service は複数のセキュリティ機能を提供し、HIPAA に適合しています。また、PCI DSS、SOC、ISO、および FedRamp 標準に準拠しているため、セキュリティとコンプライアンスのニーズを満たすことができます。ドメインの作成やスケーリングなどの操作のための Amazon OpenSearch Service 管理 API へのアクセスは、AWS Identity and Access Management (IAM) ポリシーで制御されます。
Amazon OpenSearch Service ドメインは、VPC 内のエンドポイントまたはインターネットにアクセス可能なパブリックエンドポイントでアクセスできるように設定できます。VPC エンドポイントのネットワークアクセスはセキュリティグループで制御され、パブリックエンドポイントのアクセスは IP アドレスによって許可または制限できます。
ネットワークベースのアクセスコントロールに加えて、Amazon OpenSearch Service は IAM を介したユーザー認証と、ユーザー名とパスワードを使用した基本認証を提供します。承認は、ドメインレベルで (ドメインアクセスポリシーを介して)、インデックス、ドキュメント、およびフィールドレベルで (OpenSearch が提供するきめ細かいアクセスコントロール機能を介して) 付与できます。さらに、きめ細かいアクセスコントロール機能は、読み取り専用ビューと安全なマルチテナントサポートで OpenSearch ダッシュボードおよび Kibana を拡張します。
Amazon OpenSearch Service は Amazon Cognito との統合もサポートしているため、エンドユーザーは SAML 2.0 や Amazon Cognito ユーザープールなどを使用する Microsoft アクティブディレクトリなどのエンタープライズ ID プロバイダーを介して OpenSearch ダッシュボードおよび Kibana にログインできます。サインインすると、Amazon Cognito は適切な IAM プリンシパルを使用してセッションを確立します。これにより、Amazon OpenSearch Service ドメインへのアクセスが与えられます。これらの IAM プリンシパルは、OpenSearch を使用したきめ細かいアクセスコントロール機能で使用できます。